Taro Yoshida BLOG吉田太郎のブログ
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7月2021
大規模改修するかどうか
CATEGORY | リノベーション・リフォーム
ブログネタの前に動画紹介を一つ。
本日、けーあいリノベ紹介所に物件紹介動画アップしました!
ネックをうまく活かしたオシャレな仕様となっております!
…というわけで、今日の日報を記します。
■退去後の室内確認
賃借人が昨日退去した物件の状況確認のため、東京都文京区本郷まで行ってきました。
この物件、東大本郷キャンパスまでめっちゃ近いのですが、どれくらい近いのかというと、ダッシュすれば10秒くらいでキャンパス敷地に入れるくらい近いです!( ゚Д゚)!
以前の動画で東大周辺のワンルーム賃貸は厳しいって記事を書きましたが…
今日の物件は築年数こそ30年以上経過してますが、10階、40㎡以上、1LDKという、どちらかというとご夫婦やカップル向けの物件です。
今はテレワークが広まってきましたから、社会人の単身者でもアリかもしれませんね(・∀・)
前賃借人がとても綺麗に使っていただいたので、基本的にはクリーニングとクロス貼り替え、一部設備入れ替えで済むのですが、実はそう簡単にはいかない事情があります。
■給排水管の漏水が怖い
先ほども書きましたがこの建物は築30年以上経過しています。
そうすると何が問題かというと、床下にある給排水管の経年劣化が非常に心配なのです。
よくあるパターンは…
①経年劣化により、給湯管にピンホール漏水発生(しかも事故発生まで気づかず)
②下階の天井に大規模漏水
③事故発生部屋の給湯管の引き直し工事(保険or自腹)
④下階の被害箇所修理&弁済(保険or自腹)
…という最悪コンボです…(´;ω;`)
給湯管のピンホール漏水は被害が表面化するまで気づかないということがあるので、キチンと修繕計画を立てて引き直した方がいいでしょう。
ちなみに給湯管がボロボロになった状態を紹介している動画(8分25秒頃)もありますのでご参考にどうぞ。
ちなみに、サビだらけになるとこんな感じになります。
かなりヤバいというのは一目瞭然ですね…( ゚Д゚)
■空室時での工事はタイミングとしては〇だけど…
…で、今回は賃借人もおらず工事がしやすいタイミングなので是非やってほしいのですが、ここでも問題があります。
それは、床下配管引き直しをするならいっそのこと大規模改修をやるべきか否かということです。
入居者がいるタイミングであれば露出配管は致し方なしと思いますが、空室時であれば見た目的にもキレイに収まっている床下配管がいいです。
床下配管をする場合は、床を剥がして作業することになります。
床も剥がしてやるなら、いっそのこと今のニーズに合わせた大規模改修という選択肢も出てきます。
■メリットデメリットをしっかり伝える
大規模改修は、短期的に見れば大きな経済的負担がありますが、長期的に見れば商品価値が上がり空室リスクを減らせるメリットもあります。
やるかどうかは最終的にはオーナーさんの判断となるので、キチンと決断できるように判断材料(短期的そして長期的なメリットデメリット)をきちんと伝えて、お手伝いできればと思っております。